車が透けて見える技術ができた!でも何で嘘つくの?

テレビ

今日の夕方のニュースで、前の車が透けて見える技術を紹介していました。

前後に車が止まっていて、後ろの車から、前の車のさらに前にいる人の映像をモニター画面に表示するといった技術です。
【後ろ《車(ここから前の人の映像が見える)→車→人》前】

これだけ聞くと、物質を透かす技術か?ハイテクすぎるだろと思ってしまいますが、実際は違います。

本当に前の車を透かして、映像を画面に表示すると思っている方もいるかも知れないので原理を説明します。

車が透けるのではない

物質を透かして見る技術は存在するのか?

あるにはありますよね、例えば『レントゲン』が一番有名でしょう。

また、ロシアの研究者が開発した技術に「イモノクリ」というものがあります。これは最大50メートルの距離から壁を通して物体の動きをスキャンできる技術です。(動きを見るだけで透けて見えるわけではありませんけどね)

でも、このニュースで紹介されていた技術は物体を透かして見るのではありません。

簡単に言えば、前の車についているカメラの映像を、後ろの車に送っているのです

カメラがのっている車じゃないと透けて見えない

すごく当たり前なことですが、前の車にカメラが付いていなければ、後ろの車からは透けて見えません。

多くの車がカメラをのせて、相互に情報を共有することで力を発揮する技術ですね。

テレビだと『インパクトの強い』表現を用いたがりますが結果として誤った認識を与えてしまうのはどうなんでしょうね?

これをみて、すぐに日常で使えると思う人もいるのではないでしょうか。

実際はカメラが広まるまで時間がかかります。まだまだ、すぐに体験できるとはいかないでしょう。

CEATEC JAPAN 2018(シーテック ジャパン 2018)でこの技術が展示されるそうです。気になる方は行ってみてはどうでしょうか。

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